どうせ無理を撲滅

先日、ご縁がって、株式会社植松電機の植松専務の講演会に参加させて頂きました。

植松さんは、子供のころから紙飛行機が大好きで宇宙にあこがれ大学で流体力学を学び、名古屋で航空機設計を手がける会社に入社されました。

現在は父(植松清)が経営する植松電機で  「ロケットの開発」や 「小型の人工衛星の開発」など、北海道の小さな町工場で宇宙開発にチャレンジされておられます。

誰もが『ロケットなんか金がかかるし無理やろ』と考える中、挑戦し続けていらっしゃいます。

今では、他国のロケット開発者や地元の大学教授らの協力の共、民間宇宙開発企業「カムイスペースワークス」を設立され、地球の為の宇宙開発を着実に進めておられます。

さて、講演の方ですが『どうせ無理』撲滅宣言という演題で、世の中から「どうせ無理」をなくすというものでした。

植松さん自身も「ロケットってお金もかかるし、頭も良くないと出来ないよ!東大出てるの?」と言われたそうです。

特に親は子供に対して「そんな事したらあかん!どうせ無理やしやめとけ!」と言います。

多くの親は子供に対して、有名大学を出て、一流会社に入り、安定した人生を送って欲しいと望みます。

私を含め、親は子供に対し教育を含めた全てを自分の物差しで計り、自身の思いを子供に押し付けている事が多いようにも思えます。

この講演では、子供のやりたい事を親の「無理や!やめときなさい!」という言葉で、子供の夢を奪うなという事と感動する事の大切さを親である私達に伝えていただきました。

確かに親に「やめときなさい!そんな事無理や!」と言われると、テンションは下ります。

(私は好き勝手に生きてきましたけど・・・ね)

話の中で今の教育は受験の為、いい会社に入る為で現代のショッカーをつくっている。

子供にとってもっと大切なものが他にあるのでは・・・

(人それぞれ考え方、生き方があるとは思いつつも・・ちょっと同感)

感動(CAN DO)する事の大切さ。さまざまな事柄で心を振るわせる感性(感動)こそが、夢を見つけるきっかけになるともおっしゃていました。 (なるほど~)

植松さんの10年後の夢

建設コスト1/10の建築システム、食費1/2、大学の授業料がゼロの社会を作っています。家のローンに人生を縛られず、学びにお金がかからず、食べ物を無駄にしない社会です。

子供も一人の人間。生きてる中で色んな事を思い、感じているはずです。

一流大学に入る事が子供の夢なら、応援するのは親としてあたりまえだと思います。

ただ、それが全てではない事は確かです。

子供も人生を歩む中で進みたい道を自身で見つけるはずです。

私は漫画家になりたいという娘を全力で応援します。